神明神社 (中津川市苗木)とは? わかりやすく解説

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神明神社 (中津川市苗木)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/26 04:43 UTC 版)

苗木神明神社
所在地 岐阜県中津川市苗木1112-1
位置 北緯35度31分59.1秒 東経137度27分58.0秒 / 北緯35.533083度 東経137.466111度 / 35.533083; 137.466111 (神明神社)
主祭神 天照大御神、伊邪那岐命、事解男命他
社格 郷社金幣社
創建 平安時代
例祭 9月17日
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苗木神明神社(しんめいじんじゃ)は岐阜県中津川市苗木に鎮座する神明神社。旧郷社。旧称は熊野神社

祭神

天照大御神伊邪那岐命、事解男命、大国主命、速玉男命、火産霊神、豊受大神伊邪那美命、菊理姫命、少彦名命、宇迦御魂命、誉田別命、天児屋根神、菅原神、八意思兼神、忌部神、大己貴神、木花佐久弥姫神、平田篤胤大人、本居宣長大人、荷田春満大人、賀茂真渕大人

歴史

創建不詳であるが、木曽義仲により勧進されたとの伝承が残るため、平安時代に遡ると考えられる。

応永24年(1417年)に、苗木郷 室住村の室住正景[1]が、苗木遠山氏再興祈念に、大般若波羅蜜多経600巻を神明神社の前身である十二所権現に奉納している。

(巻第一百) 奉施入 十二所権現寶前 室住正景 濃州恵那郡遠山庄 苗木郷室住村 奉擢写寄進 此大般若 全部六百巻之旨趣者、夫當家先祖宗[2]敬之霊社 遠山一黨 信仰之般若而己、依之神殿奉納眞文 社頭法樂之龜鏡也、雖然、及中絶断失時剋 爰正景、爲神恩爲二世、欲祈禱念末孫、今尚此時、續再興運、微力奉擢 写奇量也、仍神霊憎威光、檀那成所願、重乞善躰編、法界悉地満、胸中意趣、大概如ㇾ期 應永廿四天 酉丁 十二月日 信心大檀那 室住正景 (花押)

大般若波羅蜜多経は、その後、かつて坂下に存在した西方寺に移され、現在は木曽郡大桑村定勝寺が所蔵している。

遺物としては大永4年3月(1524年)の棟札が最も古い。

大永6年(1526年)に苗木城が築かれた際に現在地に移転し、苗木城の護りとして苗木藩主の苗木遠山氏から厚く崇敬され、社殿や神宝を奉納されている。

延宝8年(1680年)に遠山友春が鳥居を奉献、享保8年(1723年)には遠山友将が社殿を改築している。

安永3年(1774年)、遠山友清備前の名工、長船近景作の太刀を奉納した。

この刀は昭和3年(1928年)に、国宝(現重要文化財)に指定された。

明治時代に至り苗木藩で苛烈な廃仏毀釈運動が行われると、祖先の慰霊を行うために末社として祖霊社が設けられた。

参考文献

  • 『中津川市史 中巻Ⅱ』 第八章 寺社 第一節 神社 三 近世の神社 神社名の変更 p1602~p1605 中津川市 1988年
  • 『恵那郡史』 加藤護一 編 p601~p602 大正15年

外部リンク

  1. ^ 苗木遠山氏
  2. ^ 崇の誤字



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