社外デザインスタディ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 05:12 UTC 版)
「ポルシェ・914」の記事における「社外デザインスタディ」の解説
『スタイル・オート』の編集長マリオ・ディナリッチが「ポルシェ914は、メカニズムも性能も申し分ないスポーツカーだが、ただひとつ問題にするべきはスタイリングだ。これはなんら人の心を打つところがない」と断言し、この意見に賛同したフリーのデザイナーが次々とモーターショーに自作を発表した。 ジャック・クーパーによるミュレーヌ - 1970年のモンディアル・ド・ロトモビルに出品された。2か月半で製作されたという。 アルブレヒト・フォン・ゲルツによる914/6 - 1970年のトリノ・オートショーに出品された。ノーズを低くし、屋根は車両後端までほぼ水平に伸びている。特徴的なのは後ろの窓で、ウイングの役目をするよう運転席から遠隔操作し角度を変更できる。 ジョルジェット・ジウジアーロによるタピロ(Tapiro ) - 1970年のトリノ・オートショーに出品され、大きな話題となった。極めてモダンな楔形のボディーとなり、ルーフは中央縦に細い棒状に残るだけとなり、そこに取り付けられたちょうつがいでガルウイングドアを開閉する。ミッドシップされたエンジンカバーもガラスがはまっており同様にガルウイングドアで開閉する。 ピエトロ・フルアによるイスパーノ・アレマン - 1971年のサロン・アンテルナショナル・ド・ロトに出品された。
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