研究領域と学績
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 23:55 UTC 版)
京大在学中は、西田直二郎から文化史学、濱田耕作から考古学を学び、滋賀県下の史跡調査および大津京跡・紫香楽宮跡の調査などに従事する。また、西田の自宅で行なわれた「金曜会」メンバーの池田源太・山根徳太郎・水野清一らとともに、京都帝国大学民俗談話会(のちの京都帝国大学民俗学会?[要出典])を発足し、初期の中核メンバーとなる。 古代の神話など民俗事象と歴史との関係について多くの論考を発表。近畿地方の宮座の研究は、その後の宮座研究の基礎的な文献として位置づけられている。 東京文理科大学では、日本文化史を担当。和歌森太郎・萩原竜夫・桜井徳太郎など、歴史と民俗の関係に関心をもつ研究者を輩出し、戦後、東京教育大学系の民俗学者を中心に発展する「歴史民俗学」一派の淵源となった。 思想的には戦後も天皇崇拝者であり続け、天皇に関する著書も多く出している。
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