短期金融
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 10:12 UTC 版)
1年未満の資金貸借を行う市場。日中の国内決済などを行なう中で銀行間に資金の過不足が生まれると、資金余剰の銀行から資金不足の銀行へ資金の融通が行なわれる。銀行間市場は、ほとんど無担保で取引される。無担保コール翌日物金利(日本)あるいはフェデラル・ファンド金利(アメリカ)と呼ばれる金利が、取引における短期金利指標である。 1902年より銀行間による資金不足を補う存在として無担保ベースで自然成立した。1927年の昭和金融恐慌を機に、有担保ベースとして正式に行われることとなった。いわゆる社債浄化運動が銀行間取引にも影響したのである。 ユーロ円債の還流制限が全廃されて2年。1997年11月4日に三洋証券が経営破綻し、群馬中央信用金庫が貸し付けていた無担保コール資金約10億円がデフォルト、無担保コール市場が大混乱に陥った。
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