短期発行体格付け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 01:35 UTC 版)
「S&P グローバル・レーティング」の記事における「短期発行体格付け」の解説
A-1:債務を履行する能力は高い。最上位の短期発行体格付け。債務履行能力が極めて高いと見なされる場合には、プラス記号 (+) が付される。 A-2:債務を履行する能力は十分にあるが、より上位の格付けに比べると、事業環境や経済状況の悪化からやや影響を受けやすい。 A-3:債務を履行する能力は適切であるが、事業環境や経済状況の悪化によって債務履行能力が低下する可能性がより高い。 B:現時点では債務を履行する能力を有しているが、脆弱で投機的な要素が強いと見なされる。事業環境、財務状況、または経済状況の悪化に対して大きな不確実性、脆弱性を有しており、状況によっては債務を期日通りに履行する能力が不十分となる可能性がある。 C:債務者は現時点で脆弱であり、その債務の履行は、良好な事業環境、財務状況、および経済状況に依存している。 R:財務上の問題が理由で規制当局の監督下に置かれている債務者に付与される。規制当局の監督下にある間は、当局が特定の種類の債務について他の債務より支払いを優先させる権限を持つことがある。 SDおよびD:債務の少なくとも一部(格付けの有無を問わない)が予定期日に履行されなかったことを示す。「D」は、債務者が全面的に債務不履行に陥り、全て、または実質的に全ての債務について期日に支払を行わないとスタンダード&プアーズが判断する場合に付与される。「SD(Selective Default:選択的債務不履行)」は、債務者がある特定の債務または特定の種類の債務を選択して不履行としたものの、その他の債務については期日通りに支払いを継続するとスタンダード&プアーズが判断する場合に付与される。 N.R.:当該発行体が格付けされていないことを示す。
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