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矢部史郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/21 07:21 UTC 版)

矢部 史郎
本名 渡辺 洋一
生誕 (1971-06-16) 1971年6月16日(53歳)
日本東京都北区
職業 思想家
活動期間 2001年 -
ジャンル 現代思想哲学文学評論
代表作 『無産大衆神髄』
『愛と暴力の現代思想』
『原子力都市』
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矢部 史郎(やぶ しろう、1971年6月16日 - )は、日本の思想家アナキスト愛知県春日井市在住。

その思考は、フェリックス・ガタリジル・ドゥルーズアントニオ・ネグリ、パオロ・ヴィルノなど、フランス・イタリアの現代思想を基礎にしている。

1990年代よりネオリベラリズム批判、管理社会批判を山の手緑らと行っている。ナショナリズムや男性中心主義への批判、大学問題なども論じている。ミニコミの編集・執筆などを経て,1990年代後半より、「現代思想」(青土社)、「文藝」(河出書房新社)などの思想誌・文芸誌などで執筆活動を行う。2006年には思想誌「VOL」(以文社)編集委員として同誌を立ち上げた。

また、さまざまな社会運動にも関与しており、イラク戦争などにおける反戦運動(例えば渋谷でのレイブデモなど)、落書きでの被逮捕者(公共物へ落書きをして逮捕された)への支援、2008年洞爺湖サミットへの抵抗行動などを積極的に行っている。

略歴

1989年愛知県立旭丘高等学校中途退学

高校を退学後、とび職工員、書店員、バーテンなど職を転々としながら、独特の視点と文体で執筆活動を続ける。

1996年夏、海外のレイブ文化に影響を受け、深夜の新宿中央公園でレイヴ・パーティを試みる。

2009年に在日特権を許さない市民の会のカウンターを行い、在特会の横断幕窃盗で逮捕される[1]

著作

著書

  • 無産大衆神髄(山の手緑との共著 河出書房新社2001年
  • 愛と暴力の現代思想(山の手緑との共著 青土社2006年
  • 原子力都市(以文社、2010年
  • 3・12の思想(以文社、2012年3月)
  • 放射能を食えというならそんな社会はいらない、ゼロベクレル派宣言(新評論、2012年6月)

編著

  • VOL Lexicon(白石嘉治、矢部史郎 以文社、2009年

脚注

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