着陸と月面での運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 20:47 UTC 版)
「ルノホート2号」の記事における「着陸と月面での運用」の解説
1月15日、40回の軌道周回の後、16kmの高度で逆噴射が行われ、ルナ21号ランダー(着陸船)は自由落下状態になった。高度750mでルナ21号ランダーのメインスラスタが着火され、落下は22mの高さまで減速させられた。この地点でメインスラスタが停止し、第2スラスタに着火され、落下は1.5mの高さまで減速させられた、この地点でエンジンのスイッチが切られた。着陸は23:35に行われ、ル・モニエクレーター(英語版)の北緯25.85度、東経30.45度の位置にルナ21号ランダーは着陸した。 着陸後ランダーは展開してルノホート2号を露出。ルノホート2号はランダーの上から周辺のTV映像を撮影し、その後展開されたスロープを使ってランダーから移動し1月16日01:14に月面に降りた。ルナ21号ランダーの写真と着陸地点の写真を撮影し30m走行した。太陽電池パネルでバッテリーの充電期間の後、着陸点とランダーの写真をさらに撮影し月面の探索に出発した。 ルノホート2号は月の昼間に走行し、たまに太陽光パネルによるバッテリーの再充電のために停止した。夜には休止状態になり、次の昼を待った。夜の間の保温は放射性物質の崩壊熱を利用していた。1973年1月18日から1月24日にかけて1,260m、2月8日から2月23日までに9,086m、3月11日から3月23日までに16,533m、4月9日から4月22日までに8,600m、5月8日から6月3日に880mを移動した。
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