真空チューブリニア
別名:真空チューブ列車、真空チューブトレイン、真空チューブ鉄道
英語:vactrain
管(チューブ)状の輸送路の内部を極限まで真空状態に近づけることによって空気抵抗・摩擦抵抗をなくし、超高速の移動を実現する構想。いわゆる夢の超高速移動手段として研究されている。
空間を真空状態にすると空気抵抗や摩擦が生じない。そのため、物体はわずかなエネルギーで動き、速度も減衰しない。これを現在の鉄道に応用できれば、これまでの技術とは比較にならないほど高速に物資あるいは旅客を輸送できるシステムが実現可能となる。
真空チューブリニアの構想は、SFの世界では19世紀にはすでに登場している。実現を目指す実験も20世紀半ばに行われており、数キロメートル程度の真空チューブを設置して物体を高速移動させる実験の実例はすでにある。しかしながら技術的な課題はなお多い。設置コストの問題もある。
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