相次ぐ旱魃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 19:12 UTC 版)
1877年-1879年、1888年-1889年、1898年、1900年、1915年と、ペルナンブーコを含むノルデスチ(北東部)一帯で大規模な旱魃が度々発生し、この地域の困窮に拍車をかけると共に治安が崩壊。盗賊(カンガセイロ)が多発した。中にはランピオンと呼ばれる義賊も出現し、貧しい農民の側に立って大農園領主と戦った一団もおり、民衆の伝説となって今尚語り継がれている。ランピアンの思想は、現代になって土地なき農民の運動(MST)にも援用されることとなる。 以降、ペルナンブーコは経済的落ち込みから歴史の表舞台への影響力を弱めていく。反中央政権的土着思想もあり、中央から経済支援を計る有力な政治家もあまり出なかったことも災いしている(2003年から2010年まで大統領を務めたルラは同州の出身だが)。
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