白鬚神社 (各務原市川島笠田町)とは? わかりやすく解説

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白鬚神社 (各務原市川島笠田町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/16 09:43 UTC 版)

白鬚神社
所在地 岐阜県各務原市川島笠田町146
主祭神 猿田彦神
天照大神
社格 村社、白幣社
創建 不詳
例祭 10月14日
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白鬚神社(しろひげじんじゃ)は、岐阜県各務原市川島笠田町にある神社白鬚神社)。社格は旧村社。岐阜県神社庁による白幣社

式内社尾張国葉栗郡川嶋神社の論社の一つである[1][2]。他の論社としては各務原市川島松倉町榎神社愛知県江南市宮田町の川島神社などがある。

祭神

歴史

高い石垣の上に築かれた本殿

創建時期は不明。社伝によると、仁徳天皇の勅宣を受けて仁徳天皇壬子10年に創立したとされ[4]允恭天皇の勅宣を受けて允恭天皇乙卯4年[5]に社殿が築かれたという[6][7]

霊亀2年(717年)、境内社として八幡神社を創建した[8][7]

天正14年(1586年)の木曽川の洪水により社殿が流出。この洪水での新たな木曽川の流路が尾張国美濃国の境となり、この地域は尾張国葉栗郡から美濃国羽栗郡となった。境内社の八幡神社は羽栗郡間島(現・各務原市神置町 各務原市稲羽地区体育館)に移転した[8]。その後、新加納陣屋大身旗本坪内利定(旧松倉城城主)によって葉栗郡笠田の現在地に移転した[6][7]。白髭明神に改称し、後に白鬚神社に改称した。

明治時代には近代社格制度によって村社となった。戦後には岐阜県神社庁による白幣社となった。

1999年(平成11年)に拝殿、祭文殿、本殿、蕃塀などを新築し、神明神社[9]を合祀した。

境内社

境内社は海神神社と秋葉神社の2柱であったが[7]、1996年(平成8年)に近隣の神社を吸収し境内社としている。

その他

交通アクセス

参考文献

  • 川島町 編『川島町史 通史編』川島町、1982年。 

脚注

  1. ^ 川島町 1982, p. 1179 - 1181.
  2. ^ 尾張志(天保15年(1844年)に尾張藩の藩命で編纂された地誌)で、川島神社について「延喜式葉栗郡従三位川島天神は笠田島村の白鬚社」の記載がある。
  3. ^ a b c d e f g 現地の「白鬚神社」の案内板より
  4. ^ 仁徳天皇の在位10年とすると322年。
  5. ^ 允恭天皇の在位4年とすると415年。
  6. ^ a b 説明看板「白鬚神社の由緒」
  7. ^ a b c d 川島町 1982, p. 1174.
  8. ^ a b 各務原市稲羽地区体育館敷地内の八幡神社跡の碑文より
  9. ^ 旧所在地は笠田町字小屋場島1266。現在は河川環境楽園の園内である。
  10. ^ 洪水で決壊した堤の場所に祭った神社。河川改修、堤防建設のため移転。この地域の水神神社は水害除けの意味もあるからか、水神以外の神(天照大神など)祀ることがある。

外部リンク




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