白色度70活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 10:04 UTC 版)
オフィス町内会は、オフィス古紙の回収から再生までの活動を行っていたが、その結果生産される再生紙の使用が進まないため回収から再使用までのサイクルが完結せず、活動の制約になりつつあった。オフィスではコピー用紙が大量に使用されるが、主流は天然パルプから製造された白色度80のコピー用紙である。古紙から製造される再生コピー用紙の白色度を同じ80にするためには、天然パルプから白色度80のコピー用紙を製造するよりも多くの費用がかかり、漂白するために環境への負荷もかかってしまう。 白色度70の再生コピー用紙ならば、新聞紙・雑誌等の一般の古紙が原料として使え、漂白も少なくてすむので、生産時にかかる費用や環境負荷も抑えることができる。 白色度70の再生コピー用紙の使用拡大のネックになっていたのは紙の使用者側の意識であった。そこで、オフィス町内会では、「白色度70がちょうど良い」をスローガンに使用者の意識改革を訴えるキャンペーンを行った。並行して行政への働きかけも行った結果、2001年にはグリーン購入法の対象商品として白色度70の再生コピー用紙が指定された。
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