白い凶器
白い凶器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 22:41 UTC 版)
「犯人のいない殺人の夜」の記事における「白い凶器」の解説
初出:『小説宝石』1988年9月号 A食品株式会社内で材料課課長の安倍が窓から転落死した。事件は自殺の線は薄く、腰より高い窓枠から推定体重80kgの安部を突き落すの至難の技とも言えることから捜査は難航する中、今度は係長の佐野が交通事故で死亡する第2の事件が発生する。佐野の体内から睡眠薬が検出されて、2つの事件の共通項を探る中、事件に材料課員の中町由希子が関与している疑惑が浮上していく。そして犯人が特定された時、犯人を犯行に駆り立てた思いがけない理由が明らかになる。 中町由希子 24歳、A食品株式会社購買部材料課の社員。4年前に短大卒業後にA食品資材部に配属されていたが、その1年後に母親を亡くし、去年の秋に結婚した夫の洋一を今年の5月に交通事故で死亡したことで立ち直れずに会社を休み、復帰後に現在の部署に配属している。 田宮 県警捜査一課の警部。 西岡 田宮の部下。 森田 A食品株式会社材料課の社員。30歳過ぎの、甘い顔立ちのスポーツマンタイプ。由希子に好意を持ち、彼女の結婚歴を知った上で交際を申し込んでいる。 中町 伸治 由希子の亡夫・洋一の弟。夜間学校1年生で、自動車修理工場に住み込みで勤務している。周1で由希子に洗濯物を持ってきている。 安部 孝三 材料課課長。仕事と家庭を大事にし、やや無神経ながらも世話好きで他人に好かれるタイプだった。 佐野 材料課係長。気が弱いが、責任感は強い。
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