登山用途でのカラビナの強度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 09:28 UTC 版)
「カラビナ」の記事における「登山用途でのカラビナの強度」の解説
カラビナの強度は、主にカラビナ本体に刻印されている。単位は静荷重を想定したkNで示され、衝撃荷重ではないことに注意が必要である。また、刻印された強度は破断強度であり、その値で破断するということを示している。 メジャーアクシス - 一般的には縦方向の荷重のことで、構造上カラビナが最も強度を発揮できる向きに荷重がかかった状態を指す。 マイナーアクシス - カラビナに対して横方向への荷重のことで、構造上カラビナが最も強度の低い向きに荷重がかかった状態を指す。 オープンゲート - ゲートが開いた状態のことで、荷重がメジャーアクシスの方向であっても、著しく強度が下がる。また、ウィプラッシュ現象といって墜落時等の衝撃で、一時的にゲートがオープンしてしまうことがある。 三方向以上の荷重 - カラビナに複数のロープやスリングを括りつけて使用し、それらが一直線上ではなく二直線以上の方向に荷重が分散した時にカラビナの強度が下がる。
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