病院家族会・地域家族会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 01:33 UTC 版)
「精神障害者家族会」の記事における「病院家族会・地域家族会」の解説
都道府県家族会連合会の下には、病院単位で組織された病院家族会と市町村や保健所の単位で組織された地域家族会がある。まず結成されたのは病院家族会で、結成は病院スタッフの力が大きかった。次に結成されたのが地域家族会で、ほとんどが市町村や保健所の職員の力で結成した。 1969年ごろまでは病院家族会が主流であった。ひとつの会あたりの会員数は病院家族会の過半数は100人以上を擁している一方、地域家族会の約70%が50人未満である。財政面では、市町村とのつながりのある地域家族会のほうが行政援助を受けているので、会費が低くなっている。活動は行政、議会への陳情請願が多く、相談・学習、地域活動支援センターⅢ型(旧・小規模作業所、共同作業所や作業所とも呼ぶ)の運営母体にもなっているところもある。 なお、日本で最初の精神障害者家族会は、病院家族会では弘前精神病院(青森県弘前市、現・弘前愛成会病院)、茨城県立友部病院(茨城県笠間市)で結成され、地域家族会は舞鶴保健所(京都府舞鶴市)で結成された。
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