病理専門医、細胞診専門医
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 23:13 UTC 版)
「病理検査」の記事における「病理専門医、細胞診専門医」の解説
病理医の制度や役割はアメリカの医療の発展の中で専門職として確立された。病院に勤務して臨床検査や病理検査を専任で行う病理医の数は米国では非常に多い。専門医数としては整形外科医に匹敵する数といわれている。日本では病理学が基礎医学の研究分野として発展してきた経緯があり、病理検査の専門医の認定を日本病理学会が本格的に行い始めたのは1980年代の初頭からである。専門医数は順調に増えているが、大学などで研究職にある医師が相当数を占めるのが現状である。病院に勤務し病理診断を専門に行う医師の実数は1500名前後といわれ、中規模以上の医療機関(病院)でも常勤病理医不在の施設がかなりの数にのぼっている。小児科医、産婦人科医の不足が叫ばれているが、2005年現在、病理医の不足も深刻である(「病理医の実態」日本病理学会・社会保険小委員会)。病理医の社会的認知度を上げる努力が病理医に託されている。また細胞診断の専門医として細胞診専門医が認定されている。
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