町名・町章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 06:37 UTC 版)
三木町の町名「三木」は1954年の町制施行と同時に公募によって制定されたもの。同地に律令時代以前より成立し1899年まで存在した三木郡に由来する。同地において長きにわたり親しまれた三木郡の名称を町名とし、その伝統を継承するとともに当時よりの平和郷をさらに発展させる、という意図の元、同郡より名称を受け継いだものとされる。また、本来の「三木」の名は讃岐国高松藩の地誌である『全讃史』(中山城山 著、1828年(文政11年)に成立)に記されている井戸地区高木の「榁の大木」、平木地区の「柊の大木」、朝倉地区の「山椒の大木」の「三大樹」に由来する。 『全讃史』にはこう記される。「井戸高木に上古むろの大木あり、その高さ数十丈、よってその地を高木といい、平木に柊の古木あり、よってその地を平木といい、朝倉に山椒の大樹あり、朝日をさえぎってその里くらし、よって朝倉の里といい、朝倉山椒というもこれにより出づ。この三木あるを以て、三木郡といえり」 町章は上記した町名「三木」の由来を元に、漢字「三木」を大樹の形状に図案化したもの。町の大樹の如き発展を祈念して1955年(昭和30年)に制定されたものである。
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