用途による差異
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 05:01 UTC 版)
「パレット (絵画)」の記事における「用途による差異」の解説
パレットの素材としては、油絵具用途として合成樹脂、大理石、御影石、木、水性絵具用途として合成樹脂、金属、陶器がある。この他にペーパーパレットと呼ばれる使い捨てるタイプもある。当然、これ以外の素材もパレットになる。基本的には絵具などの材料と反応しない物質であれば、パレットとして使用し得る。水性絵具用のパレットの内閉じるものは主として、透明水彩絵具用であり、再溶解が面倒なガッシュ・不透明水彩には使わない。伝統的な、木製のパレットは有色地に描くには都合が良かったと考えられているが、褐色を呈する顔料の使用頻度が低下している現代ではあまり勧められていない。 形態的には、ナイフで盛り付けられるほど粘度が高い絵具の場合、仕切りのない一枚板のパレットに複数の色を置いても問題は起こらないが、水彩絵具やテンペラなど、粘度が低い絵の具のパレットには仕切りや適度なへこみが必要となる。
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