生涯と治績とは? わかりやすく解説

生涯と治績

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 03:17 UTC 版)

ケルン大司教ブルーノ」の記事における「生涯と治績」の解説

ブルーノ東フランクハインリヒ1世その2番目の妻リンゲルハイムのマティルデ末子にあたる。すでにブルーノ年少の頃から、彼が聖職に就くことは決められており、ブルーノそのこと前提入念に育てられた。951年、兄オットーブルーノ宮廷礼拝堂首席聖職者任じたブルーノ栄進はこれに留まらず953年ケルン大司教28歳任じられるこの年ロートリンゲン公でオットー女婿にあたるコンラート赤公がオットーへの叛乱加担したが、ケルン大司教位が空位となったオットーブルーノをこれに任じることで、コンラート側に対抗する強力な味方得たロートリンゲン公領はその大部分ケルン大司教区に属していたのである翌年叛乱瓦解帰すと、オットーコンラートの公位を廃しかわってブルーノロートリンゲン公とした。 ブルーノロートリンゲン公領全体領したほとんど最後ロートリンゲンとなった959年2人地方領主ゴドフロワとフレデリックそれぞれ辺境伯として上ロートリンゲンと下ロートリンゲン任じられた。ブルーノ死後、上ロートリンゲン辺境伯と下ロートリンゲン辺境伯それぞれ公に昇格した分割されロートリンゲン1033年から1044年の間だけ、ゴテロン1世のもとで統一された。 大司教公爵ブルーノ伝記作家であるルオツガーによれば大公」)という聖俗権力あわせもつ立場にあってブルーノオットーに次ぐ権力者となり、その影響ドイツのみならず国外にも及んだ954年西フランク王ルイ4世とその臣下最大勢力誇ったユーグ大公相次いで亡くなると、ブルーノは、双方義理の兄弟、かつ、それぞれの後継者である新王ロテールとユーグ・カペー伯父として、西フランク王国摂政役を務めた961年以降ブルーノオットーイタリア遠征行い不在であるときの摂政任じられた。 ブルーノランス965年死亡し自身創建になるケルンの聖パンタレイン修道院葬られた。

※この「生涯と治績」の解説は、「ケルン大司教ブルーノ」の解説の一部です。
「生涯と治績」を含む「ケルン大司教ブルーノ」の記事については、「ケルン大司教ブルーノ」の概要を参照ください。

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