生年と系譜の考察について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 14:21 UTC 版)
『平家物語』の中でも、若武者とされる者は16~20歳の者達を指した。庄小太郎を20歳前後とした場合、その生まれは1160年代と考えられる。庄小太郎の生年を12世紀中頃の末と仮定した場合、父家長は12世紀前半の生まれである可能性が必然的に高くなる。仮に家長が1140年代の生まれとするなら、その父である家弘(庄小太郎の祖父)は1110年代の生まれと仮定でき、その祖父で、本宗家2代目である児玉弘行が11世紀末の後三年の役に参戦していたとすれば、年代と系譜順に違和感はなく、つじつまが合ってくる。 これらのことから、栗崎館の築造に関しても、1130年以降から1140年代(12世紀の中頃)にかけて築かれたと推測できる。
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