球磨川豪雨検証委員会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 13:53 UTC 版)
国土交通省九州地方整備局と熊本県は、2020年8月に「令和2年7月球磨川豪雨検証委員会」を設置し、球磨川豪雨の被害、洪水流量の推定、検討してきた治水対策などとともに、川辺川ダムが存在した場合の効果について検証することとなった。 この委員会の第一回委員会(2020年8月25日)において、川辺川ダムが計画通りに建設されていた場合、今回の洪水の流量 概ね7500トン/秒が、概ね4700トン/秒に抑えられ、2800トン/秒(37パーセント)を減らすことができたとの試算が示された。この約4割の水量の減少により、人吉市での浸水被害が防げた可能性が指摘された。この委員会での議論を受けて、熊本県の蒲島知事は、「流域の首長が一致してダム計画を進めてほしいとしていることを真摯に受けとめる」と述べた。
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