現書壇の主な書道展
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 08:51 UTC 版)
日展(第五科) 読売書法展 毎日書道展 産経国際書展 日本書芸院展 創玄展 日本書道院展 謙慎書道会展 新興書道展 書海社展 東方書展 日本書鏡院展 現代の日本の書道界において、書道展における実績は、日本芸術院などによる顕彰と併せ、書家への評価の裏付けとされており、各書道団体における会員・役員の推挙基準としても用いられている。とりわけ日展を最高権威とし、その下に読売書法展、毎日書道展といった大規模公募展を位置づけ、更にその足がかりとして日本書芸院展といった各地域において重要な大規模展を位置づけた、日展系と呼ばれるヒエラルキーが形成されている。 こうした書道界の構造については、実績のある書家が審査委員などを務めることでその振興を支えていると評される一方で、組織的支援がなければ入選が困難であったり、入選後に各所にお礼金を渡すといった書道界特有のしきたりも伝えられる。1984年に発足した産経国際書展では、既存の大規模展への「ボス的作家の縦割り金権支配による審査」との批判から、流派を問わないクリーンな審査を理念に掲げている。 令和2年度の「改組 新 第7回日展」における書作品の入選点数は1,069点、令和元年における新聞社主催の大規模公募展の出品数は毎日書道展が28,074点、読売書法展が21,294点、産経国際書展が6,157点となっている。
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