現存しない公務員・官吏の階級呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 06:28 UTC 版)
「階級 (公務員)」の記事における「現存しない公務員・官吏の階級呼称」の解説
第二次世界大戦前には、武官である軍人及び文官のうちの公安職員に階級が存在したほか、武官及び文官のすべての官吏が親任官、勅任官(一等・二等)、奏任官(一等から六等)、判任官(一等から四等)に等級付けされていた。なお、判任官の下には天皇の任命大権ではなく、官公庁との私契約に基づいて勤務する雇用人と呼ばれる下級の職員がおり、これらも階級の一部をなしていた。 また、公務員制度の過渡期であった戦後の短い時期には、旧勅任官が一級官、旧奏任官が二級官、旧判任官が三級官と呼ばれて存続したことがある。昭和22年制定の議院事務局法・国会職員法が制定当初、国会職員に参事(一級官相当)、副参事(二級官相当)、主事(三級官相当)、主事補(雇用人相当)の職階を設けていたり、現在も検事が一級、二級などと呼び分けられているのはこの名残である。 以下には、戦前・戦後に存在したが、現在は消滅している、階級呼称を有する官吏・公務員を列挙する。 陸軍軍人 海軍軍人 警察予備隊の警察官(保安官の前身) 海上警備官(警備官の前身) 保安官(陸上自衛官の前身) 警備官(海上自衛官の前身)
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