現在の高山流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 05:58 UTC 版)
戸山流居合道の戦後の発展に大きく貢献した元陸軍軍曹の中村泰三郎と高山政吉は、抜刀術の縁で交友を深めていた。また高山流の刀法が陸軍戸山学校の刀法にも影響を与えていたためか、中村も自身の著書において、懐旧を偲び高山政吉を評価している。 その著書『日本刀精神と抜刀道』(平成13年BABジャパン出版局)では、高山政吉について一項が設けられ、「現在ではこの高山流の跡をついでいるものはおらず、高山流抜刀術は消え去ってしまい、誠に残念である」と書かれているが、現在も3世として跡を継いでいる者がいる。 高山政吉の直弟子は、千原義夫(1912年(大正元年)11月23日 - 1987年(昭和62年))と、小山勇(1920年(大正9年) - 1996年(平成8年)頃没)の2人がおり、その2人に師事した弟子が、三世として現在も高山流を指導しているが、その規模は少人数に留まっている。
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