現在のポウハタン族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 10:26 UTC 版)
現在、バージニア州には、かつてポウハタン連邦を構成したインディアン部族が共同体を維持している。およそ5,000人のポウハタン族がバージニア州におり、「チッカホミニー族」、「東部チッカホミニー族」、「モナカン族」、「ナンセモンド族」、「パムンキー族」、「上部マッタポニ族、「ラッパハンノック族」の合計7つの部族が州政府に「インディアン部族」として公認されている。 しかし、アメリカ連邦政府による公式な認定は拒否されており、連邦規定では彼らは「絶滅」したことになっている。パムンキー族とマッタポニ族がキングウィリアム郡にバージニア州立の「保留地(Reservation)」を領有しているが、連邦規定に基づくような強い自治権限は持っていない。 インディアン寄宿学校による強制同化政策によってポウハタン語は禁止され、部族民は現在ではポウハタン語を使っていない。現在、この言語の語彙を再構成しようという試みが行われている。史料の幾つかはスミスやウィリアム・ストラチーが作った単語表である。 ポウハタン郡は酋長とその部族の栄誉を称えて名付けられたが、その支配下にあった土地から西に約100km離れている。リッチモンド独立市の中で、東端のスリー・ヒルファームは伝統的にポウハタン酋長の出身である集落に近いと考えられてきたが、その具体的位置は不明である。
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