現在のコルホーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 08:12 UTC 版)
もともと、コレクティーヴノエ・ハジャイストヴァ(集団の経済活動)の略語であるコルホーズは、かつては農業だけでなく漁業、林業などにも広く使われ、現在でもその名で経済活動が行われている所もある。 ロシアおよびウクライナでは、かつてのコルホーズは解体しているが、ロシアでは2007年のデータで農産物の内の穀物、ヒマワリの種、鶏卵の大部分がコルホーズを引き継ぐ農業企業で生産され、農民経営(自営農)、住民副業(ダーチャでのジャガイモや野菜などの栽培が多い)での生産は少ないことが報告されている。 漁業では、カムチャツカ地方の「レーニン漁業コルホーズ」設立85周年の祝賀式典が2014年にあったと伝えられている。林業では、もとソビエト連邦に属した国々では、過去の林業コルホーズの状態を脱した状態、脱しえない状態の両方がある。 もとソビエト連邦に属したベラルーシでは、いまだにコルホーズ、ソフホーズ主体の農業を継続しており、ソ連期と比較してその傾向はむしろ強められているとも報告されている。
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