現代における野暮・いき
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 18:22 UTC 版)
野暮という形容は、派手な服装、金銭への執着、くどくどしい説明などについて用いられる。また、(機能美までに至らない)非実用的で表面的な見栄えの重視、ブランドへの無批判な信仰と依存も野暮といえる。時代遅れのファッションは、いまだレトロとみなされない場合は、野暮と見られる。キッチュは、俗悪という点では野暮に類似した面もあるが、「奇妙さ」が徹底しており、突き抜けている点において、かえって肯定的な美的評価がされることがある。しかし、レトロやキッチュと混同されていないかぎり、野暮であること自体に肯定的な美的評価がされることはない。江戸時代の感覚では、くどくどしい場合は「気障(きざ)」を使う。
※この「現代における野暮・いき」の解説は、「野暮」の解説の一部です。
「現代における野暮・いき」を含む「野暮」の記事については、「野暮」の概要を参照ください。
- 現代における野暮・いきのページへのリンク