珠算・電卓実務検定(SD)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 13:12 UTC 版)
「全国商業高等学校協会」の記事における「珠算・電卓実務検定(SD)」の解説
「全商珠算・電卓実務検定」も参照 珠算・電卓による計算処理能力を判定する検定試験であり、1級〜6級の6段階に階級分けされている。 このうち、1級〜3級は、普通計算部門とビジネス計算部門に分かれており、各級の合格には両部門で70点以上を得る必要がある(100点満点)。このとき、普通計算部門の「珠算」および「電卓」の両方に合格すれば,当該級の「珠算」と「電卓」の2種目の合格となる。 普通計算部門とビジネス計算部門のどちらか一方のみの部門合格証書を有する者は,取得してから 5 回以内の検定において、不足の部門に合格したときに限り,当該の級の合格と認められる。 また、4級〜6級は、普通計算部門のみの450点満点の統一問題で実施され、350点以上で4級、300点以上で5級、250点以上で6級の合格が認定される。なお、1~3級では、申込時に計算用具を「そろばん」か「電卓」のいずれかを申請する。4~6 級は「そろばん」の使用のみである。 学習指導要領の改訂に伴い、令和3年度より4~6級の廃止と部門合格の有効回数の変更(5回→4回)、令和4年度より検定試験名を「ビジネス計算実務検定試験」に変更、普通計算部門の伝票算の廃止が予定されている。 普通計算部門(1級〜6級)四則計算・乗除定位法・補数計算等の計算能力を問う。 乗算、除算、見取算、伝票算の問題が出題され、級が上がるほど桁数は大きくなる。なお、4級〜6級の試験では、伝票算は出題されない。 ビジネス計算部門(1級〜3級)減価償却率や利息計算など、ビジネスの諸活動に必要な計算の知識を問う。
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