王建 (唐)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 04:01 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動王 建(おう けん、? - 830年?)は、中国・唐の詩人。字は仲初。本貫は潁川郡。
経歴
775年(大暦10年)に進士に及第する。渭南県尉より太府寺丞・秘書丞・侍御史を歴任、文宗の大和年間には陝州司馬に転出した。また、辺境に従軍したこともあるが、内地に帰ってからは長安西北の咸陽に住んだ。
『唐王建詩集』9巻がある。
詩人としての彼
作品に、『十五夜望月(十五夜、月を望む)』(七言絶句)がある。
十五夜望月 | |
中庭地白樹棲鴉 | 中庭 地白うして樹に鴉棲(す)み |
冷露無声湿桂花 | 冷露(れいろ) 声無く 桂花(けいか)を湿(うるお)す |
今夜月明人尽望 | 今夜 月明(げつめい) 人尽(ことごと)く望むも |
不知秋思在誰家 | 知らず秋思(しゅうし) 誰(た)が家にか在る |
出典
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