王子碑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 18:46 UTC 版)
現在の境内には1934年(昭和9年)1月に建立された王子碑がある。これは前年の3月20日にこの地を訪れた出口王仁三郎が、当時の村長・横矢球男の依頼に応じて筆をとったものを彫りつけて建立したものである。しかし、1935年(昭和10年)の大本教弾圧に際して、取り壊しの危機にさらされた。横矢は王仁の書を警察に提出する一方で、碑面の出口の署名を削りとって横矢のものに改彫し、この碑は模写に過ぎないとの主張を認めさせて難を逃れたものである。そうした経緯から、大本教弾圧を逃れて残された出口の筆跡として貴重なものである。
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