たぬき‐も【×狸藻】
たぬきも (狸藻)



●わが国の各地と千島、サハリンそれに中国東北部に分布しています。池や沼などに生育する浮遊植物です。葉は細かく糸状に切れ込んで、捕虫嚢が多数つき、水中の「ミジンコ」などを捕まえて消化吸収します。7月から9月ごろ、葉腋から花茎を伸ばして、黄色い唇形花を咲かせます。名前は、茎葉を「タヌキ」の尻尾に見立てたもの。写真の個体が、「たぬきも」なのか「いぬたぬきも」かは同定できません。写真下の周囲に浮かんでいる葉は、「ひめしろあさざ」です。
●タヌキモ科タヌキモ属の多年草で、学名は Utricularia vulgaris var.japonica。英名はありません。
タヌキモ: | ウトリクラリア・ネルンビフォリア ウトリクラリア・レニフォルミス 大花糸狸藻 狸藻 |
ムシトリスミレ: | ピンギキュラ・エセリアーナ ピンギキュラ・モクテズマエ ピンギキュラ・モラネンシス |
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