特徴と性能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 18:08 UTC 版)
「R-37 (ミサイル)」の記事における「特徴と性能」の解説
R-37は、R-33をベースに終端誘導方式にアクティブレーダーホーミングを追加した改良型である。 中間誘導に慣性誘導を用い、セミアクティブレーダー誘導の場合約25kmのところで、アクティブレーダー誘導の場合は75kmで切り替え目標を撃墜する。指令誘導の必要ない射程であれば撃ち放し能力を持ち、この場合の距離は左右60度以内のRCSが5m2程度の目標に対し40kmである。ミサイルを発射後に誘導することも可能である。 寿命は8年または50回の飛行(未舗装の場合20回)、飛行後の運用時間は3時間である。運用はAKU-410-1およびAKU-620ランチャーから実施される。 R-37はAIM-54 フェニックスよりもさらに大きく重い(フェニックスと比べて全長が14cm長く、150kg重い)大型空対空ミサイルであり、機動性は8G程度である。そのため、爆撃機の迎撃や、(AWACSから数百km離れた場所を巡回するHAVCAPが存在するため現実的かどうかは別にして)AWACSを護衛機の手が届かない遠距離から撃ち落とすのが主な用途だと思われる。実際、2011年のMAKSで公開された映像内ではこのような運用がされているのが見受けられる。
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