物語中の蒋幹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 09:15 UTC 版)
小説『三国志演義』においては、このエピソードを膨らませて赤壁の戦いの一場面として演出している(『江表伝』には蒋幹の周瑜への説得の時期は示されていない)。『演義』においては、蔣幹は説客として周瑜を登用する目的を持ちつつ、孫権軍の情報を盗み出す諜報官の役割も担って潜入するが、逆にそれを見抜いた周瑜に偽手紙を掴まされてしまい、その偽手紙を信じた曹操によって、水軍の将軍である蔡瑁らが処刑されてしまう。北方軍主体の曹操軍には荊州出身の蔡瑁らのほかに水軍に長じた将がおらず、また偶然の遭遇を装った龐統の策にはまり、欺かれたりしたりと散々な目に遭う人物として扱われている。そしてこれが赤壁の敗北の大きな原因の一つになってしまった。『三国志平話』では、赤壁の敗戦の責任を取らされて自軍の将兵に殺されている。
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