牡丹獅子図鐔
武蔵国江戸両国江戸後期 朧銀魚子地高彫色絵 縦六八ミリ横六三・八ミリ 切羽台厚さ四・五ミリ 上製落込桐箱入 | 秀知(ひでとも)は大森英昌に学んだ一玉堂英知の子で、英秀に入門して自らも大森の苗字を許され、後に英知の二代を襲名、さらに後に秀知と改銘した。大森流の豪壮華麗な作風を得意としながらも、師風に甘んじることなく独創を追い、本作においても、獅子の表面処理などに個性的な部分が認められる。色合い黒い朧銀地を綺麗に揃った魚子地に仕上げ、躍動的な獅子と牡丹は量感のある高彫に金銀赤銅の色絵としているが、獅子の体毛は繊細な毛彫で流れるような動きがあり、特にその表面に、黒漆を処理したものか、仔細に観察すると、微粒の黒い粒が斑状に働いており、肌合いに深味が感じられるのである。 |
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