片岡啓子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/21 00:47 UTC 版)
片岡 啓子 | |
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生誕 | 1950年5月28日(72歳) |
出身地 |
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学歴 | 国立音楽大学 |
ジャンル | クラシック |
職業 | ソプラノ歌手 |
担当楽器 | 声楽 |
活動期間 | 1974年 - |
片岡 啓子(かたおか けいこ、1950年5月28日[1] - )は、日本の声楽家、ソプラノ歌手[2]。東邦音楽大学音楽学部音楽学科声楽専攻特任教授、元・声楽専攻主任、元・大学院音楽研究科長[3]。
経歴
静岡県三島市出身[2]。静岡県立三島北高等学校から国立音楽大学に進み、卒業後は同大学オペラ研修室を修了した[2]。1974年に日伊声楽コンコルソ入賞して以降、様々なコンテストに入賞する[2]。
1976年、文化庁芸術家在外研究員としてイタリアミラノへ留学[3]。1978年、日本で『コジ・ファン・トゥッテ』に出演し、オペラ・デビュー[4]。同年、再びイタリアへ渡り、ミラノ・スカラ座歌手養成所に学び[4]、後にこれを修了した[3]。以降、イタリアを中心にオペラへの出演歴を重ね、日本では二期会や藤原歌劇団の公演に参加した[3][4]。二期会では、1980年の『トロヴァトーレ』で高く評価され[4]、藤原歌劇団では、1989年の『ドン・カルロ』のエリザベッタ[5]、1990年の『トスカ』のトスカ[6]などを演じた。市民オペラにも客演し、2005年には藤沢市民オペラの『トゥーランドット』のトゥーランドットを演じている[7]。
ヴェルディ作品のドラマティック・ソプラノ(ソプラノ・ドラマティコ)として定評があり、1994年にサントリーホールで大野和士指揮の東京フィルハーモニー交響楽団と共演したヴェルディ作品のリサイタルは好評を博した[4]。
出典・脚注
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.504
- ^ a b c d “三島アメニティ大百科 音楽”. 三島市. 2012年11月3日閲覧。
- ^ a b c d “教員紹介 片岡啓子”. 東邦音楽大学. 2012年11月3日閲覧。
- ^ a b c d e “片岡啓子(ソプラノ)”. 日本声楽家協会. 2012年11月3日閲覧。
- ^ “藤原歌劇団が久々に「ドン・カルロ」 3時間半、ソリストに林康子ら”. 朝日新聞(夕刊): p. 13. (1989年5月23日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ “藤原歌劇団公演(プログラム)”. 朝日新聞(夕刊): p. 17. (1990年1月25日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ “藤沢市民オペラ、20周年祝いプッチーニ「トゥーランドット」を上演”. 朝日新聞(夕刊): p. 16. (1993年11月20日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
外部リンク
- 教員紹介 片岡啓子 - 東邦音楽大学
- 片岡啓子(ソプラノ) - 日本声楽家協会
- 片岡啓子のページへのリンク