焼玉エンジンとの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 01:19 UTC 版)
「ルドルフ・ディーゼル」の記事における「焼玉エンジンとの違い」の解説
ハーバート・アクロイド=スチュアート(英語版)は、ディーゼルの2年前に焼玉エンジンの特許を取得している。燃料を圧縮行程の最後で吸気に供給する事で混合気を作り出す点や、ガソリンエンジンのような点火プラグを使わない点ではディーゼルエンジンと似ている。ディーゼルエンジンは空気の圧縮を積極的に利用しているが(約3.5MPa)、焼玉エンジンではディーゼルエンジンほど圧力を高めない(約600KPa)。点火には圧縮による熱ではなく、シリンダーヘッドにつながった燃焼時の熱を積極的に保持する球状の燃焼室(これを焼球と称する)が使われる。圧縮比が低い為、ディーゼルエンジンほど熱効率は高くなく、せいぜい12%である。 焼玉エンジンとディーゼルエンジンの特許の差異は、圧力の高さと熱効率の差である。
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