焼夷剤の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 01:30 UTC 版)
焼夷剤の種類で分類される。 テルミット焼夷弾 テルミット反応を使う。 エレクトロン焼夷弾は、テルミットの燃焼によりさらにエレクトロン(マグネシウム合金)に点火する。第二次世界大戦の対独爆撃に多用された(日本へも若干用いられた)。 油脂焼夷弾 油脂を使う。化学的な意味での「油脂」だけでなく、ナフサ・重油などの石油製品(主成分は炭化水素)もこれに含まれる。 ナパーム弾は、ナフサに各種薬剤を混ぜた「ナパーム剤」を使う。太平洋戦争の対日爆撃でM69焼夷弾が、ベトナム戦争の北爆でナパームBが多用された。 黄燐焼夷弾 黄燐(白燐)の自然発火を使う。 主剤ではないが、エレクトロン焼夷弾や油脂焼夷弾の点火剤に、マグネシウムが使われることもある。
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