炭酸鉄(II)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/06 14:56 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動炭酸鉄(II) | |
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炭酸鉄(II) |
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別称
炭酸第一鉄
Ferrous carbonate |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 563-71-3 |
E番号 | E505 (pH調整剤、固化防止剤) |
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特性 | |
化学式 | FeCO3 |
モル質量 | 115.854 g/mol |
外観 | 無色結晶 |
密度 | 3.96 g/cm3[1] |
融点 | 200℃分解 |
水への溶解度 | 7.2×10-2 g/100 cm3溶液 (18 ℃)[2] |
構造 | |
結晶構造 | 三方晶系 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−740.57 kJ mol−1[3] |
標準モルエントロピー S |
92.9 J mol−1K−1 |
標準定圧モル比熱, Cp |
82.13 J mol−1K−1 |
危険性 | |
引火点 | 不燃性 |
関連する物質 | |
関連物質 | 炭酸マグネシウム;炭酸コバルト(II);炭酸ニッケル(II);炭酸亜鉛 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
炭酸鉄(II)(たんさんてつ)は、鉄の炭酸塩で、化学式FeCO3で表される。菱鉄鉱の主成分。鉄の炭酸塩には他に炭酸鉄(III)がある。密度は3.8-4.0g/cm3
生成
硫酸鉄(II)など鉄(II)塩水溶液に酸素を遮断して炭酸ナトリウムあるいは炭酸水素ナトリウム水溶液を加えると灰白色の沈殿が生成する。一方で、鉄(III)塩水溶液に炭酸塩水溶液を加えても、加水分解により水和酸化鉄(III)(水酸化鉄(III)とも表現される)の沈殿を生じるのみで炭酸鉄(III)の沈殿は得られない[4]。
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