瀧文庫の設立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 05:57 UTC 版)
瀧文庫の閲読者数年 人 1916 3,659 1917 6,064 1918 6,190 1919 5,124 1920 4,483 1921 5,110 1922 4,739 1923 4,174 1924 4,149 株式会社滝兵商店(現・タキヒヨー)の5代目社長だった瀧信四郎は社会公益事業の実施に積極的であり、1915年(大正4年)には私立図書館の瀧文庫を、1924年(大正13年)には滝実業学校(現・滝中学校・高等学校)を設立している。 瀧信四郎は1914年(大正3年)春に瀧文庫の創設に着手した。丹羽郡古知野町大字東野字河原にあった旧宅の土地を瀧文庫に転用し、自らの蔵書を中心にして新たに購入した図書を加えている。1915年(大正4年)11月に建物が竣工し、同年12月に瀧文庫が開館した。初代主幹は纐纈庫三郎。当時は日本全国に大正天皇の御大典を記念した公立/私立図書館が建てられており、瀧文庫も御大典を記念して設立された図書館だった。愛知県の私立図書館としては、幡豆郡西尾町の岩瀬文庫、名古屋市東区の名古屋公衆図書館とともに「三大私立図書館」に数えられた。瀧文庫は古知野町市街地の西はずれにあり、利用者は少なかった。 瀧文庫創設者の瀧信四郎 1928年の瀧文庫 瀧文庫の書架 瀧文庫の閲覧席
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