澪標巻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/10 04:06 UTC 版)
室町時代後期の書写であるが表紙は江戸時代の後補。澪標巻1帖のみの零本である。外題に「十一 みほつくし」とあり、並びの巻を除いた巻序を記している。折紙列帖装または複式列帖装と呼ばれる珍しい装丁が施されている。本文系統は別本に属する。青表紙本よりは河内本に一致する点が多いが、いずれとも異なる特異な本文が数多く含まれている。 写本記号「鶴」・「鶴見大学本(鶴見大学蔵)」として『源氏物語別本集成 続』に採用されている。
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