漸近的自由性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/12 18:00 UTC 版)
漸近的自由性(ぜんきんてきじゆうせい、Asymptotic freedom)とは、クォークなど粒子間に生じる力が近距離になるにつれ(エネルギースケールが大きくなるにつれ)弱くなる性質をいう。4次元の場の理論においては、特定のゲージ理論のもつ特徴である。漸近的自由性は高エネルギー散乱において、クォークが原子核内部を相互作用をしない自由粒子として振る舞う事を意味する。これは、素粒子物理における様々な事象についての散乱断面積を、パートン模型を用い、正確に計算できる事を意味している。
- 1 漸近的自由性とは
- 2 漸近的自由性の概要
- 3 関連項目
- 漸近的自由性のページへのリンク