漱石先生ぞな、もし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/16 08:17 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動漱石先生ぞなもし | ||
---|---|---|
著者 | 半藤一利 | |
発行日 | 1992年9月25日 | |
発行元 | 文藝春秋社 | |
ジャンル | エッセイ | |
国 |
![]() | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 上製本 | |
ページ数 | 317 | |
前作 | (なし) | |
次作 | 続・漱石先生ぞなもし | |
コード | ISBN 4167483041(文庫版) | |
![]() | ||
|
『漱石先生ぞなもし』は日本の作家、半藤一利によるエッセーである。夏目漱石にまつわる100あまりのエピソードが紹介される。新田次郎文学賞を受賞した。
内容概要
- 第1話 「べらんめえ」と「なもし」
- 第2話 漢学を好んだこと
- 第3話 ロンドンの憂鬱
- 第4話 恋猫や主人は心地例ならず
- 『吾輩は猫である』に関するいくつかのエピソードがかかれる。明治40年に講談で『猫』が演じられている看板をみて漱石が驚いた話や、近年名古屋弁の『猫』の朗読テープをきいたエピソードなどが紹介される。
- 第5話 ホームドラムの主人
- 家庭での漱石や、ロンドン留学中の鏡子夫人との手紙のやりとりが紹介される。
- 第6話 ストレイ・シープ
- 『三四郎』の近代的女性として書かれた三禰子が調べられる。広田先生や三四郎の身長の記述から三禰子の身長が150cmぐらいだと推定されて著者の予想ははずれる。
- 第7話 銀杏返しの女たち
- 第8話 教師として師として
- 松山時代の漱石の授業の様子や、漱石の弟子として芥川龍之介、長塚節のエピソードが紹介される。漱石に傾倒したセルゲイ・エリセーエフが、アメリカへ亡命後、彼の進言によって神田古本街を空襲から救った話が紹介される。
- 第9話 汽車とビールと博覧会
- 第10話 ある日の漱石山房
- 第11話 生涯に三度のバンザイ
書誌情報
- 『漱石先生ぞな、もし』 、半藤一利(著)、文藝春秋刊 (1992/09) ISBN 9784163468105
- 『漱石先生ぞな、もし』 、半藤一利(著)、文春文庫 (1996/03) ISBN 4167483041
- 漱石先生ぞな、もしのページへのリンク