漂着ゴミ問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:32 UTC 版)
対馬島の沿岸には、対馬海流にのって外国からのゴミが漂着する。中華人民共和国や中華民国(台湾)、ロシアからのものもあるが、その大半は地理的に近い大韓民国からのゴミである。 漂着ゴミは、プラスチック製の各種容器・生活廃棄物・漁具類のほか、テレビや冷蔵庫等の大型ゴミもある。また、2000年以降は、韓国の養殖業で使用されたとみられる塩酸や過酸化水素等の薬品用ポリタンクも多く見られるようになった。これらの廃棄物は、1年間で約4400トンが漂着し、その量は対馬市が処理する一般廃棄物の3分の1に当たり、その費用として2001年(平成13年)からの7年間で2800万円を要する。なお、韓国からゴミを回収するボランティアが来島したこともあった。
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