漂流の要因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/12 19:04 UTC 版)
繁栄丸は購入直後にエンジンが壊れたためにエンジンを交換したが、資金不足で中古のエンジンしか買えず、このエンジンが最初から故障気味だった。武智自身も機械の修理は不得意だった。 エンジンが最初に停止した時点でも、事態の深刻さに気づかず、「陸地がまだ近いので帰還は可能」と判断していた。また、この時点で携帯電話が通じていたにもかかわらず、救助を求めずに自力でエンジンを修理することにこだわった。これは武智が極端に遠慮深い性格のためだが、このために救助後に海上保安庁からの非難を受けている。 武智に金銭的余裕がなかったため、万一遭難したときに備えてのレーダーやGPSなど、現在位置を把握するための航海計器が船に搭載されていなかった。
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