消費者の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/28 09:33 UTC 版)
水中ではデトリタス食者が非常に多い。何しろ水の流れによって多量に運ばれてくる。一定の場所にいても水を濾しとるしくみさえあれば食べて行ける。固着性の動物にはそのようなものが多い。鰓や広げた触手などを発達させ、水を濾しとって餌を採ることを濾過摂食(Filter Feeding)という。 濾過摂食に似るが、繊毛帯と粘液を分泌するしくみを備え、デトリタスを粘液で捕らえて塊とし、繊毛で口まで運ぶやり方がある。これを繊毛粘液摂食という。 水底に沈殿したデトリタスを拾うものもある。ナマコ、クモヒトデなどの多くはこれである。また、底質中に潜って生息する二枚貝にも、水管を用いて水を吸い込むだけではなく、水管を伸ばして底質表面のデトリタスをあさるものがある。
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