海象・気候に関わる因子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 04:19 UTC 版)
「バレンツ海」の記事における「海象・気候に関わる因子」の解説
バレンツ海は北極圏に位置するため、海上の気候は寒冷だが、暖流であるノルウェー海流の影響が及ぶ海域に面したロシア領ムルマンスク(コラ半島)や、ノルウェー領ヴァードー(バランゲル半島(英語版))は、冬でも海面が凍結しない不凍港である。反面、北部や東部、南部の白海付近などは冬季には氷結する。 2012年に日本の海洋研究開発機構は、バレンツ海の海氷の分布と日本の気象相関関係に着目し、地球温暖化の影響で、バレンツ海の海氷が現象し、北大西洋海流の流軸が北の方向に大きくずれた年は、シベリア高気圧とアリューシャン低気圧が発達し易くなり、日本とユーラシア大陸に厳冬の傾向が現れる可能性を導き出した。
※この「海象・気候に関わる因子」の解説は、「バレンツ海」の解説の一部です。
「海象・気候に関わる因子」を含む「バレンツ海」の記事については、「バレンツ海」の概要を参照ください。
- 海象・気候に関わる因子のページへのリンク