海老名宗近
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 05:15 UTC 版)
短刀。長さ1尺1寸2分。足利将軍家第8代足利義政所有として、正月の年中行事の儀礼の際に着用されていたと記録される。当時の刀装は、柄鞘あわせて1寸5・6分、赤銅の金具に、梨子地の鞘と柄、目貫には桐丸焼付、笄は銅製といった具合であった。その後豊臣秀吉に渡り、大坂の陣の際に消失したとされる。名の由来は、地名(現在の神奈川県海老名市)又は人名からとされる。享保名物帳「古来之名物焼失の部」記載の名物である。徳川美術館には「宗近」銘の焼身の短刀があり、同館では「名物海老名小鍛冶」と称している。
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