活動前史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 14:16 UTC 版)
「全国農協青年組織協議会」の記事における「活動前史」の解説
JAの青年組織は戦前の産業組合時代に設立された産業組合青年連盟(産青連)に辿ることができる。産青連は、1920年代に長野県や静岡県での結成を初めとして全国的に普及し、1932年には府県単位18、郡市単位53、町村単位6,171の組織が設立された。 当時、産業組合の拡大に伴って、農業資材購買や農産物販売で米穀商や肥料商等との競合が激しくなった。そして、30年前後の昭和恐慌を契機に、米穀商や肥料商等は産業組合運動との対立を深め、1933年に全日本商権擁護連盟を結成し、政府への陳情等を通して組織的な「反産業組合運動(反産運動)」を起こす。 これに対して、産業組合中央会の指導のもとに同年に産業組合青年連盟全国連合を結成し、「反・反産運動」を展開して対抗する。産青連は、「反・反産運動」の中心的な役割を担った。 その後、戦時下の1942年に政府より解散させられる。
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