活動・レパートリー
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「ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団」の記事における「活動・レパートリー」の解説
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団は、ヨーロッパの伝統的な古典派音楽からロマン派音楽を主なレパートリーとし、NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団と異なり、マーラーのような大編成の曲目や現代音楽はほとんどやらず、レパートリーの分担が確立している。 1950年の楽団創立以来、ヴィリー・シュタイナー、アルド・チェッカート、ズデニェク・マーツァル、ベルンハルト・クレーらが歴代の首席指揮者を務め、ドイツ国内の他、フランス、イタリア、デンマーク、オランダ、スウェーデン、日本、ブラジルなど海外ツアーも多く行なっている。 1998年10月からは日本人の大植英次を首席指揮者に迎え、年20回に及ぶ定期公演、休日昼間のコンサート「クラシック・エキストラ」シリーズ、ドイツ各地へのツアーや音楽祭参加など意欲的な活動を展開した。この時期のハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団は、それまで積極的に取り上げてこなかったブルックナー、マーラーといった後期ロマン派音楽にも焦点を当てたことが特徴として挙げられるが、2009年6月の日本公演を最後に大植は首席指揮者を退任した。 2009年から、ノルウェー人指揮者のエイヴィン・グルベルグ=イェンセン(Eivind Gullberg Jensen)が首席指揮者を5年間務めた。 2014年には、バロック・ヴァイオリン奏者でもあるアンドルー・マンゼ(Andrew Manze)が首席指揮者に就任した。現在、このオーケストラ伝統の古典派からロマン派にかけてのレパートリーを守りながら、映画音楽やクラシカル・クロスオーバーのジャンルにも取り組んだり、青少年向けクラシック・コンサートを開くなど、多様な演奏活動を展開している。
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