ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 組織・団体 > グループアーティスト > バンド・音楽ユニット > ドイツの放送局のオーケストラ > ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の意味・解説 

ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/11 08:21 UTC 版)

ハノーファー北ドイツ放送
フィルハーモニー管弦楽団
基本情報
原語名 NDR Radiophilharmonie
出身地 ドイツ ハノーファー
ジャンル クラシック音楽
活動期間 1950年~
公式サイト NDR Radiophilharmonie
メンバー 首席指揮者
スタニスラフ・コチャノフスキー

ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団(ハノーファーきたドイツほうそうフィルハーモニーかんげんがくだん、英語: NDR Radiophilharmonie)は、ドイツハノーファー に本拠を置く北ドイツ放送(NDR)付属オーケストラ

沿革・概要

1950年に設立。厳密には「北ドイツ放送ラジオフィルハーモニー管弦楽団」だが、日本では「ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団」と表記されてきている。北ドイツ放送付属としては、ハンブルクNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(旧称:北ドイツ放送交響楽団、1945年創立)に次いで5年後に結成された第2のオーケストラである。

活動・レパートリー

ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団は、ヨーロッパの伝統的な古典派音楽からロマン派音楽を主なレパートリーとし、NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団と異なり、マーラーのような大編成の曲目や現代音楽はほとんどやらず、レパートリーの分担が確立している。

1950年の楽団創立以来、ヴィリー・シュタイナーアルド・チェッカートズデニェク・マーツァルベルンハルト・クレーらが歴代の首席指揮者を務め、ドイツ国内の他、フランスイタリアデンマークオランダスウェーデン日本ブラジルなど海外ツアーも多く行なっている。

1998年10月からは日本人の大植英次を首席指揮者に迎え、年20回に及ぶ定期公演、休日昼間のコンサート「クラシック・エキストラ」シリーズ、ドイツ各地へのツアーや音楽祭参加など意欲的な活動を展開した。この時期のハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団は、それまで積極的に取り上げてこなかったブルックナーマーラーといった後期ロマン派音楽にも焦点を当てたことが特徴として挙げられるが、2009年6月の日本公演を最後に大植は首席指揮者を退任した。

2009年から、ノルウェー人指揮者のエイヴィン・グルベルグ=イェンセン(Eivind Gullberg Jensen)が首席指揮者を5年間務めた。

2014年から2023年まで、バロック・ヴァイオリン奏者でもあるアンドルー・マンゼ(Andrew Manze)が首席指揮者を務めた[1]。このオーケストラ伝統の古典派からロマン派にかけてのレパートリーを守りながら、映画音楽やクラシカル・クロスオーバーのジャンルにも取り組んだり、青少年向けクラシック・コンサートを開くなど、多様な演奏活動を展開した[2]

2024年から、スタニスラフ・コチャノフスキーが首席指揮者を務める[3][4]

歴代首席指揮者

脚注

注釈・出典

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団」の関連用語

ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS