洪水災害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 01:58 UTC 版)
特に顕著だったのが、豪雨域にあった敬川および三隅川・益田川・浜田川を含めた二級河川で、軒並み最高水位を更新し氾濫し、三隅町・益田市そして浜田市の市街地は深刻な浸水被害を引き起こした。洪水調整のダムは、浜田ダムや発電目的の周布川ダム・長見ダムなどある程度機能していたものもあれば、木都賀ダム・嵯峨谷ダム・大峠ダム・笹倉ダムなどは貯水量の問題により機能しなかったものもある。これらには想定外の降水量だったこと、また浜田ダムでは豪雨ピークが2度来たため洪水調整がうまく作用しなかったことなど、二級河川の洪水対策の難しさが浮き彫りとなった。 一方で一級河川は、江の川水系では本川下流つまり江津市付近と支川やその合流地点で氾濫し、高津川水系に至っては洪水はなかった。つまり、益田市の洪水は高津川ではなく益田川によって起こったものである。
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